▼ 彼岸(お彼岸)について
彼岸と聞いても、春と秋のお墓参りの時期とまでは分かっても実際の意味や時期というのは知られていないかもしれません。
先ず彼岸というのは、「彼岸」はもともとサンスクリット語の「パーラミター」が語源であると言われております。
仏教の概念として用いられる場合、欲や煩悩、苦しみに満ちた輪廻の世界から解脱し、迷いのない悟りの境地に達することを表します。
中日に先祖に感謝し残る6日にて、悟りの境地に達するのに必要な6つの徳目「六波羅蜜」を1日に1つずつ修める日とされております。
この世から極楽浄土へ近づくために修行をする期間という事になります。
ちなみに6つの徳目「六波羅蜜」とは
- 布施
- 持戒
- 忍辱
- 精進
- 禅定
- 智慧
※川を挟んだ武庫川として悟りの境地を彼岸とするのであれば、私達の生きるこちら側煩悩の世界は此岸と呼ばれています。
▼ 彼岸の期間について
毎年春と秋にある彼岸ですが、その期間はどのようにきめられているのでしょうか?
春の彼岸は「春分の日」を中日として前後3日間のあわせて7日間になります。
また、秋の彼岸は「秋分の日」を中日として前後3日間のあわせて7日間になります。
2021年の秋の彼岸は9月20日(月)の彼岸入りから9月26日(日)の彼岸明けまでとなります。
※2021年8月時点
彼岸にはまず、ご先祖様への日頃の感謝の気持ちを伝えるため、仏壇や仏具、墓石などをきれいに掃除しましょう。
中日にお墓参りに行くことが良いと言われておりますが、天候や都合などもありますので別日でも問題ありません。
お線香だけでなく、お花やお供物も用意してお墓参りに行きましょう。
※お墓によっては食べ物などのお供えが出来ないところもありますのでご確認下さいませ
その場合は一旦お供えした後に持ち帰らせて頂きましょう。