神様や仏様の加護を願い、言葉によって除災増福を祈る、または儀礼のこと
祈祷に似た言葉で「祈願」がありますが、祈願は神様や仏様に願いを込めて祈ることを指します。
同じ「祈る」を用いますが、祈祷は神仏の御加護を求め、祈願は物事そのものを求める際に使われます。
祈祷の仕方は、各宗教により異なります。
- 護摩祈祷…真言宗、天台宗など
- 大般若祈祷…曹洞宗、臨済宗
- 木剣祈祷…日蓮宗
神社では、祈祷と祈願、祈念を同じ言葉で表しているところもあります。
神道において、祭祀に使われる道具で「大麻(おおぬさ)」がある。この大麻(大幣とも書く)は榊の枝または白木の棒の先に麻苧(あさお)や紙垂(しで)を付けたものです。
仏教は木魚や木柾、錫杖などを使います(宗派で異なります)。