巫女には特定の資格はなく、一般的には義務教育終了後から20代後半までの期間の女性が対象となります。
定年が短いため本職として勤める方は少なく、主に繁盛期にアルバイトとして勤めてもらう助勤という場合が多いです。
巫女の正装は白い小袖(白衣)に緋袴を履きます。神社によっては若い女性向けに赤紫色の袴を用いるところもあります。神事の奉仕や舞をする場合はそれぞれ装束が違います。髪型は、長い黒髪を装飾用の丈長等を組み合わせて束ねます。
神に仕える役割があるため、年齢以外に身なりや態度、印象が大事になります。
基本的には神職の補助、神事においては神楽・舞を奉仕します。また勤務先が神社ですので境内の清掃や神主さんの補助となる装束準備、祈祷などの準備、神社によっては電話対応やお札、お守りの管理や販売もします。
繁盛期であるお正月や七五三などには参拝客の案内や授与品を渡したりもします。
また外国人観光客へ神社の説明をする場合や、撮影を頼まれたりと顧客サービスも必要になります。
仕事を続けていく中で神社のことに詳しくなりますし、お参りの作法や言葉遣いなど教養も身につけることができるのが巫女の仕事です。