神使(しんし)と動物の関係

更新日2022.06.22

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▼ 神使(しんし)とは

神意を代行して現世と接触する動物のこと
神使(しんし)とは

神使は神道において神の使者(使い)もしくは神の眷族とされております。

神使は、神の使い・つかわしめ・御先(みさき)などとも呼ばれており、動物と言われてはおりますが、哺乳類から鳥類・爬虫類、想像上の生物まで様々です。

代表的なものでは、京都の伏見稲荷大社の狐や滋賀の日吉大社の猿、奈良の春日大社や茨城の鹿島神宮の鹿などが挙げられます。

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▼ 神使一覧

神使一覧

神使は時代とともに神話における記述や、神社の縁起に基づき固定化されるようになりました。

神社の境内では、神使が飼育されたり祀られたりするようにもなり、その動物自体が何らかの霊的な存在と見られていたものと考えられております。

神使とされる動物には、以下のようなものがあります。

動物 神・神社
鼠(ねずみ) 大黒天
牛(うし) 天満宮
虎(とら) 朝護孫子寺
蜂(はち) 二荒山神社
兎(うさぎ) 住吉大社・岡崎神社・調神社
亀(かめ) 松尾大社
蟹(かに) 金刀比羅宮
鰻(うなぎ) 三嶋大社
蛇(へび) 弁才天・大神神社
海蛇(うみへび) 出雲大社
白蛇(しろへび) 諏訪神社
狐(きつね) 稲荷神社
鹿(しか) 春日大社・鹿島神宮
猿(さる) 日吉大社・浅間神社
烏(からす) 熊野三山・厳島神社
鶴(つる) 諏訪大社
鳩(はと) 八幡宮
鷺(さぎ) 氣比神宮
鶏(にわとり) 伊勢神宮・熱田神宮・石上神宮
狼(おおかみ) 武蔵御嶽神社・三峰神社など奥多摩・秩父地方の神社
鯉(こい) 大前神社
猪(いのしし) 護王神社・和気神社
百足(むかで) 毘沙門天
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