▼ 兼務寺とは?
普段は住職のいない無住寺のこと
住職のいない寺院では、法事を行う際に同宗派の近隣の住職が請け負います。一人の住職が複数の寺院を務めることを兼務住職と言います。
2021年文化庁による調査では、仏教系寺院数は76,630寺となっており、そのうちの2~3割の約1万8千寺は兼務寺(兼務寺院)だと言われております。
▼ 住職不在の寺院の今後
ここ数年は住職不在の寺院が急増しており、過疎地においては一人の住職が5寺以上見なくてはならないこともあるようです。
人口の減少に伴い、お墓を継承する方が少なくなり檀家の減少や後継者探しの停滞などの要因から兼務住職が増えているのが現状です。兼務住職ともなると日常の行事や法務に支障が出てしまうこともあり、深刻な問題となっております。