▼ 巫女の仕事
巫女は神に仕える女性のことを指す言葉で、巫女を呼称できるのは女性に限られます。
古来より巫女は、巫女神楽と呼ばれる奉納の舞をしたり、占いや祈祷を行ったりして神がかりや神託を伝えておりました。
現在でも巫女神楽は存在しており、神事や祭事に直接関わることもありますが、基本的には神職のサポートや境内の清掃、お守りや御朱印など参拝者の応対が仕事になっております。
▼ 男性は禰宜(ねぎ)と呼ぶ
神職のサポートをする女性を巫女と呼ぶため、男性が巫女を呼称することはできませんが、男性でも神職をサポートする仕事に就くことはできます。男性の場合は禰宜と呼ばれます。
禰宜は祭祀に専従する者であり、神職の総称とされていた時代もありしましたが、現在では宮司を補佐する者としてこの呼び方が使われております。
時代により異なりますが、古来日本でも巫女と同じ役目を担う男性もいたと言います。当時は男性も女性も区別することはなく、神意を人々に伝える方を巫(かんなぎ)や巫覡(ふげき)と呼んでいたようです。