日本は古くから神様とともに暮らしてきました。私たちは神様からご加護を授かり、自然の恵みを与えてもらうため、祈りを捧げ参拝をしてきました。現代の生活においてもこの習慣は確実に根付いており、そのご利益をいただいております。
ここでは日本の神様の紹介と、それぞれのご利益を授かれる神様とおすすめの神社を紹介しています。
今回の記事内にある神様の画像は、一般的なものと当サイトがAI作成したイラスト画像を並べてみました。記事最後にはAI作成したもので一番イメージ通りだったと思うイラスト画像に投票できますので、是非ご参加ください。
神様の起源
日本には、太古の時代から八百万神(やおよろずのかみ)と呼ばれる数多くの神様が存在しておりました。日本の神様は古事記や日本書紀、またはそれぞれの風土記の記述を基に伝えられております。
日本神話の神々は *伊邪那岐神(いざなぎのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)からはじまり、高天原から受け継がれた血脈は天孫降臨後、日本の初代天皇である神武天皇へと引き継がれ、神武天皇の即位後も日本神話の神々は、現代に至るまで信仰の対象とされ続けております。
*伊邪那岐神と伊邪那美命は古事記。日本書紀では伊弉諾神と伊弉冉命と表記されます。
神様とご利益の関係
ご利益は各々の神社で祀られている神様により異なります。
ご利益は神様から授かることのできる恵みであると言われており、神社の参拝は祀られている神様への挨拶と報告をかねて、ご利益をいただくことが一般的です。祀られている神様は、自然物や自然現象を神格化したものや古代の指導者・有力者などを神格化したものなど様々あります。
神格化とご利益は密接に関係しており、例えば稲の精霊が神格化されたものは五穀や食物を司ることから、五穀豊穣・商売繁盛・家内安全などがご利益として挙げられます。
主な日本の神様
全国に2万社とも3万社ともいわれる稲荷神社の御祭神です。
宇迦之御魂神は稲の精霊を神格化した神とされており、稲作をはじめとする農耕神で五穀・食物を司ります。宇迦之御魂神はお稲荷さんと呼ばれ、親しまれております。
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主なご利益 | ||
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五穀豊穣 | 商売繁盛 | 家内安全 |
病気平癒 | 産業振興 | 芸能上達 |
全国に2万社近くあるといわれる八幡神社の御祭神です。
誉田別命は、一般的に応神天皇が神格化した神とされております。自らの意思を貫き言上する積極的な神様です。誉田別命は八幡さまと呼ばれており、武運の神(武神)として崇められているだけでなく、教育や縁結びなど諸願成就の神としても親しまれております。
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主なご利益 | ||
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厄除け | 疫病退散 | 家運隆昌 |
良縁成就 | 交通安全 | 開運成就 |
高天原を統べる主宰神で、皇室の祖とされる皇祖神で全国各地にある神明神社で祀られております。神社としては三重県にある伊勢神宮内宮が有名です。
天照大御神は天岩戸の神隠れで有名な神で、多様な神格を持ちます。八百万の神々の中では最も尊い、生まれながらの至高の神です。
天照大御神はお伊勢さまと呼ばれており、所願成就の神としても親しまれております。
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主なご利益 | ||
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国家安泰 | 子孫繁栄 | 五穀豊穣 |
開運招福 | 金運上昇 | 所願成就 |
平安時代の貴族で学者や詩人としても名高く、死後は天満大自在天神として神格化した神とされております。
その後、疫病や日照りなどの天変地異が多発したことから、京都府の北野天満宮や福岡県の太宰府天満宮を建立して祟りを鎮めたといいます。菅原道真は天神さまや天神さんと呼ばれており、学問の神や受験の神として親しまれております。
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主なご利益 | ||
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学問上達 | 受験合格 | 合格祈願 |
学業成就 | 技芸上達 | 厄除け |
日本全国各地に祀られている三柱の女神であり宗像大社の御祭神です。
海の神様である宗像三女神は、福岡県にある宗像大社を総本宮としており、沖津宮の田心姫神(たごりひめ)、中津宮の湍津姫神(たぎつひめ)、辺津宮の市杵島姫神(いちきしまひめ)を指します。宗像三女神は宗像大神(むなかたのおおかみ)や道主貴(みちぬしのむち)とも呼ばれており、航海の安全や交通安全などを祈願する神様として崇敬を集めております。
引用:西日本新聞me
AI作成
主なご利益 | ||
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航海安全 | 海上安全 | 商売繁盛 |
交通安全 | 豊漁 | 福徳円満 |
高天原の厄介者であり、生まれながら有り余る力を持つ神とされております。
須佐之男命はインドの祇園精舎の守護神、または新羅の牛頭山の神ともいわれる疫病除けの神様です。須佐之男命は祇園さまや天王さまと呼ばれており、全国にある八坂神社の御祭神として知られております。
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主なご利益 | ||
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病難除去 | 五穀豊穣 | 文学上達 |
縁結び | 厄除け | 身体健全 |
諏訪地方に伝わる伝承では現地の神々を征服する神とされており、長野県の諏訪大社の祭神として祀られております。
建御名方命は大岩を軽々と持ち上げてしまうほどの剛力の持ち主でしたが、国譲りの際に出雲に降り立った建御雷神(たけみかづち)に軽々と投げ飛ばされてしまいます。それ以来諏訪湖のほとりに隠棲したとされております。建御名方命はお諏訪さまと呼ばれており、古くから狩猟の神として信仰されております。
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主なご利益 | ||
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国土安穏 | 五穀豊穣 | 盛業繁栄 |
武運長久 | 交通安全 | 開運長寿 |
全国に約1300社ある浅間神社の御祭神です。
木花咲耶姫命は、日継の御子を生む母神であることから安産や子育ての神とされております。木花咲耶姫命は絶世の美女とも言われており、満開の桜が時とともに散っていくように、美しさとともに花の命の儚さも象徴しております。
引用:浮世絵に聞く!
AI作成
主なご利益 | ||
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安産祈願 | 火難消除 | 海上安全 |
航海安全 | 良縁祈願 | 家庭平安 |
国津神の代表的な神で出雲大社や大神神社の御祭神です。
大国主命は、因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)にも登場しており、薬や医療の神として崇められているほか、国土を開拓して様々な知恵を授けてくれる神様です。大国主命は広く大黒さまや大国さんと呼ばれており、日本全国多くの地域で祀られております。
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主なご利益 | ||
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病気平癒 | 縁結び | 五穀豊穣 |
商売繁昌 | 夫婦和合 | 福徳開運 |
全国に約600社ある住吉神社の御祭神です。
住吉三神は黄泉の国から戻ってきた伊邪那岐神が、穢を清める禊をしたときに生まれた神様で底筒之男神(そこつつのおのかみ)、中筒之男神(なかつつのおのかみ)、上筒之男神(うわつつのおのかみ)を指します。住吉三神は和歌の神として歌人の崇敬も集めております。
引用:住吉大社
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主なご利益 | ||
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海上安全 | 航空安全 | 開運招福 |
守護学業 | 病魔退散 | 家内安全 |
神様とご利益の関係
天照大御神 (あまてらすおおみかみ) |
天之御中主神 (あめのみなかぬしのかみ) |
市寸島比売命 (いちきしまひめのみこと) |
櫛名田比売 (いなだひめ) |
大国主命 (おおくにぬしのみこと) |
事代主神 (ことしろぬしのかみ) |
金毘羅神 (こんぴらしん) |
須勢理毘売命 (すせりびめのみこと) |
など
■ 金蛇水神社『商売・金運の大神 水清き花の杜』
金蛇が御神体であり、商売や金運の大神様でパワースポットとしても有名です。
境内には蛇の姿が浮かんだ蛇紋石が数多く並んでおり、直感で選んだ石の一つをなでると金運がUPするとも言われております。
天忍穂耳命 (あめのおしほみみのみこと) |
稲荷大明神 (いなりだいみょうじん) |
宇迦之御魂神 (うかのみたまのかみ) |
大国主命 (おおくにぬしのみこと) |
大山津見神 (おおやまつみのかみ) |
建御名方命 (たけみなかたのみこと) |
彦火火出見尊 (ひこほほでみ) |
宗像三女神 (むなかたさんじょしん) |
など
■ 寒川神社『全国唯一の八方除の守護神』
寒川神社は1,600年以上の歴史があり、源頼朝や小田原北条氏、武田信玄や徳川家など名だたる武将も崇敬していた神社です。
境内には、八方除にちなんだ渾天儀のブロンズ像があります。
天照大御神 (あまてらすおおみかみ) |
大国主命 (おおくにぬしのみこと) |
少名毘古那神 (すくなびこなのかみ) |
須佐之男命 (すさのおのみこと) |
住吉三神 (すみよしさんじん) |
建御雷之男神 (たけみかづちのおのかみ) |
経津主神 (ふつぬしのかみ) |
誉田別命 (ほんだわけのみこと) |
など
■ 多賀大社『生命の神様 お多賀さん』
古くから「お多賀さん」の名で親しまれる滋賀県第一の大社です。
生命(いのち)の親神様であることから、古く「延命長寿・縁結び・厄除け」の神様として信仰を集め、鎌倉時代から江戸時代にかけては、武家や民衆にも信仰が広まり、多賀大社の分祀社は全国239社を数えます。
伊邪那岐神 (いざなぎのみこと) |
伊邪那岐命 (いざなみのみこと) |
大国主命 (おおくにぬしのみこと) |
淤加美神 (おかみのかみ) |
櫛名田比売 (くしなだひめ) |
須佐之男命 (すさのおのみこと) |
建御名方命 (たけみなかたのみこと) |
誉田別命 (ほんだわけのみこと) |
など
■ 出雲大社『天下無双の大廈』
二つと同じものが無い壮大な神殿称えられる御本殿は、悠久の歴史の中でその度々の御造営遷宮と御修造遷宮を繰り返し、今にその姿を受け継いできました。
御本殿の高さは8丈(24メートル)にも及び、“大社造”と呼ばれる日本最古の神社建築様式を 今に伝えています。
天児屋命 (あめのこやねのみこと) |
菟道稚郎子 (うじのわきいらつこ) |
思金神 (おもいかねのかみ) |
菅原道真 (すがわらのみちざね) |
須佐之男命 (すさのおのみこと) |
武内宿禰 (たけうちのすくね) |
東郷平八郎命 (とうごうへいはちろうのみこと) |
道臣命 (みちのおみのみこと) |
など
■ 太宰府天満宮『人々の心のよりどころ』
太宰府天満宮は全国天満宮の総本宮であり、道真公の御墓所として唯一無二の聖地「菅聖庿(かんせいびょう)」と称えられております。
太宰府天満宮の境内には最も古い大クスノキがあり、樹齢1,500年を越え菅原道真公がいらっしゃるころからこの土地を見守り続けてきたと伝えられます。
天照大御神 (あまてらすおおみかみ) |
宇迦之御魂神 (うかのみたまのかみ) |
菊理媛命 (くくりひめのみこと) |
木花咲耶姫命 (このはなさくやびめ) |
猿田毘古神 (さるたひこのかみ) |
住吉三神 (すみよしさんじん) |
誉田別命 (ほんだわけのみこと) |
宗像三女神 (むなかたさんじょしん) |
など
■ 猿田彦神社『みちひらきの大神』
猿田彦大神は、ものごとの最初に御出現になり万事最も良い方へ“おみちびき”になる大神で、古事記、日本書紀などにも「国初のみぎり天孫をこの国土に啓行(みちひらき)になられた」と伝えられています。
毎年8月17日・18日に斎行される例祭の日には、境内一杯の提灯に飾られて、ご崇敬の方々の様々な芸事が賑々しく奉納されます。
天照大御神 (あまてらすおおみかみ) |
伊邪那岐神 (いざなぎのみこと) |
伊邪那岐命 (いざなみのみこと) |
市寸島比売命 (いちきしまひめのみこと) |
大国主命 (おおくにぬしのみこと) |
菊理媛命 (くくりひめのみこと) |
木花咲耶姫命 (このはなさくやびめ) |
誉田別命 (ほんだわけのみこと) |
など
■ 越谷香取神社『人々に愛され人が集まる場所に』
元荒川を隔てて西は武州の久伊豆、東は下総国の香取だった越谷の神社。
越谷・香取神社では木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)がまつられていることから、子授け、安産の神社として広く知られています。
天照大御神 (あまてらすおおみかみ) |
大国主命 (おおくにぬしのみこと) |
住吉三神 (すみよしさんじん) |
建御名方命 (たけみなかたのみこと) |
東照大権現 (とうしょうだいごんげん) |
豊国大明神 (とよくにだいみょうじん) |
火之迦具土神 (ひのかぐつちのかみ) |
誉田別命 (ほんだわけのみこと) |
など
■ 鹿島神宮『年間90を超える祭儀が行われる』
鹿島神宮は、日本建国・武道の神様である「武甕槌大神」を御祭神とする、神武天皇元年創建の由緒ある神社です。
東京ドーム15個分に及ぶ境内地には、透き通る湧水で禊も行われる御手洗池や鹿園など、多くのみどころがあります。