模範となるべき高徳の僧、または弟子たちに法を教授する僧侶のことです。
天台宗や真言宗においては、僧の位でもあります。
また、初期の天台密教においては大日如来等の諸仏のことを指しておりました。
日本で阿闍梨と呼ばれる僧には歴史上以下のものがあります。
・教授阿闍梨…法を教授する僧のこと
・伝法阿闍梨…伝法の灌頂を受けた者のこと
・大阿闍梨…伝法阿闍梨のうち特に徳の高い者のこと
・七高山阿闍梨…朝廷から祈願の勅命を得て導師を務める者のこと
・一身阿闍梨…皇族や摂家の子弟が仏門に入り阿闍梨の称号を許された者のこと