近年では神主さんの補助や神事での神楽などの奉仕をする女性のことを指すようになったが、本来の巫女とは神の言葉、御告げなどにあたる神託を伝える者として位置していた(地方や習わしによって多少の違いはありますが…)。
役職も概ね2つにわけられ、神和(かんなぎ)と口寄(くちよせ)とに分類される。神和は神前に奉仕する役目を担っており、神子とも呼ばれている。また、口寄は霊媒師の一種とも言われており、神事において特別な力を宿していたとも伝えられている。
巫女のほとんどは、その神社の娘や親族で構成されているが、昨今はアルバイトで働く環境になっている。ただし、これらの巫女は巫女にあらず、助勤巫女と呼ばれており、神社で働く職員として区別される。