朱印(御朱印)

更新日2022.06.22

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朱印とは

神社や寺院において、参拝者向けに押印される印章、およびその印影のこと

御朱印は朱印の敬称です。一部の寺院では朱印を「納経印」と呼ぶところもあります。

御朱印

複数の朱印の印影を集めることを集印と言います。

朱印の他に墨書で寺社名や参拝日などが書かれることが多く、寺社の職員や僧侶、神職、氏子などが押印します。
朱印は寺社名の表記があるため、それ自体に御札などと同等のご利益があるとされています。

また、場所によっては寺社名や本尊を墨書せずに、寺社名や本尊の入った印章を押す「版木押し」や、事前に「書き置き」した別紙、または墨書や版木押しを複写したものを渡される場合もあります。
他にも印刷された台紙に印のみを押す場合もあります。

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御朱印依頼

朱印は寺杜ごとに存在しますが、1つの寺杜で複数の朱印を扱うところもあります。

寺院では御詠歌や仏堂、仏像ごとに、神社では摂末社や兼務神社ごとに朱印をもらえる場合があります。

朱印は参拝の証であり、神社、寺院のどちらでもいただけます。ただし全ての寺社で行われているわけではありません。

一般的には浄土真宗の寺院では参拝者に朱印を押印しません。また参拝時間によっては書き手がいないと朱印をもらう事ができない場合もあります。

朱印帳とは

朱印を押印し集印するための専用の帳面のこと

御朱印帳や納経帳、集印帳とも呼ばれます。

御朱印帳

現在、朱印帳は様々なところで手に入れる事ができます。一部の文具店やAmazonなどでも扱われており、それぞれの寺社でもオリジナルの朱印帳を用意している場合があります。

一般的に、朱印帳には蛇腹(じゃばら)と和綴じ(わとじ)の2つの種類が用意されています。

蛇腹 折りたたみ式のもの
和綴じ 一般的な本のようなもの

朱印帳は、神社と寺院で分けて使う方が良いでしょう。もともとは神仏習合でしたので、神社と寺院を1冊に混ぜて頂く事は問題ありませんが、稀に朱印が混同していると断られる場合もあります。
更に気になる方は、宗派別に朱印帳を分けても良いでしょう。

朱印を押印してもらう
御朱印所

朱印は参拝の証です。
朱印だけを集める行為のみは、本来の朱印の意味をなしておりません。神仏に対して失礼にあたりますので、参拝をした上で朱印を押印してもらいましょう。

朱印は、基本的に社務所や授与所、御朱印所と呼ばれる場所でもらう事ができます。また、取り間違いのないように番号札を渡される場合もありますので、指示に従いましょう。

朱印を押印してもらう方法は、場所により異なります。多くの寺社では金銭を納めることで朱印がもらえますが、現在でも納経(写経の奉納または読経)をしないと朱印がもらえない寺院などもあります。
納めるお金は、神社では初穂料、お寺では納経料と言います。
一般的に朱印代は300円~500円程度を納めます。

金閣寺

朱印の収集をしていると、寺杜に訪れる機会が増えます。事前に歴史などを調べ、寺杜を深く知ることで一層楽しみが増すと思います。
特にこれから収集をはじめようと思われている方は、各地をまわる楽しみも味わいながら、寺杜の歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

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