寺院への支払いの中心は僧侶へのお礼です。お布施として渡すものには戒名料とお経料が含まれています。
お布施は葬儀後にまとめて支払いますが、通夜ぶるまいなどに渡す御膳料、来て頂いた際に渡すお車代などはその都度渡します。
タクシーやハイヤーを手配した場合はお車代とは別にその費用を負担します。ともに、五千円から一万円くらいが相場ですが、経済状態などに合わせて無理のない範囲で包めばよいでしょう。
▼ お布施の渡し方
お布施をそのまま僧侶に手渡しはしません。ふくさの上に重ねるか、切手盆と呼ばれる小さなお盆に乗せて渡すのが一般的です。
また、ふくさは紺色や深緑色、灰青色など暗めの色のものを使いましょう。紫色のふくさは、弔事でも慶事でも使用することができるため、ひとつあると便利です。