※新型コロナウイルス感染拡大により、掲載情報が異なる場合がございます。最新情報は各寺社の公式ホームページにてご確認ください。
厚生労働省から新型コロナウイルスの蔓延防止を想定した新しい生活様式が公表されており、参拝に赴くにも自粛をする方が多いと思われます。
このように日常生活が変遷していくなかで、御朱印やお守りの郵送対応をしてくれる寺院・神社が全国的に増えております。
ここでは郵送対応している一部の寺院・神社の紹介と郵送していただく際の注意点を紹介したいと思います。
御朱印(ごしゅいん)の起源
御朱印とは、神社や寺院において参拝者向けに押印される印章、およびその印影のことです。
一部の寺院では朱印を納経印(のうきょういん)と呼ぶところもあります。
御朱印の起源は、六十六部廻国聖(ろくじゅうろくぶかいこくひじり)と呼ばれる巡礼が全国66ヵ国の霊場を巡り、納経請取状(経文を納めた証)を受け取ったことが始まりであると語られております。
本来は自分の信仰のために参拝するため、奉拝や納経の証は必要ありません。しかし怪我や病気などで行くことができない者のために、願主の代わりとして巡礼者たちが国内を巡り、証をいただいていたとされております。
いつしか参拝をしたことの証明が今日の御朱印となったのではと考えられております。
お守りの起源
お守りとは、厄除け(魔除け)や招福(開運・幸運)など願いを形にした物品のことです。
仏教が伝播した6世紀頃、呪符というかたちで配られたものが起源とされるものや、縄文時代の人々が魔除けとして勾玉を身につけていたのが起源とされるもの、平安時代の上流階級の女性たちの間で流行した懸守り(かけまもり)から始まったとされるものなどの説があります。
いずれにしましても、お守りが人々の想いや願いを叶えるものとして存在していたことは間違いありません。
郵送していただく際の注意点
御朱印やお守りを郵送でいただくときには、申し込む前に遥拝(ようはい)を行うようにしましょう。
遥拝とは、寺院や神社に参拝に行けないためその方角に向けて拝むことです。参拝の作法は、実際に参拝する場合と同じになります。
今日では、オンライン参拝ができる寺院や神社もあります。
郵送はすべての寺院や神社で行われているわけではありません。また一時的に郵送を行うところもあるため、公式ホームページで受付方法も合わせて確認するようにしましょう。
✿ 北海道・東北地方
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まとめ
新型コロナウイルス変異株の感染拡大による緊急事態宣言や、まん延防止等重点措置により不要不急の外出自粛が求められており、不安な日々が続いております。
ワクチンの対応も進められておりますが、目に見える効果が現われるのはもう少し先になりそうです。
寺院や神社では、それぞれ感染症対策を行いながら参拝者を迎えつつも、人が密集しないように配慮されております。
外出をすることが難しい状況ですが、これを機に御朱印やお守りの郵送を利用してみても良いのかもしれません。