【沼島】
(読:ぬしま)イザナキ・イザナミが最初に生んだ島天と地が初めて開けたとき、まだ混沌としていた世界を“天沼矛”でかき混ぜて国造りをしたのが、イザナキ・イザナミの夫婦神です。
場所:兵庫県南あわじ市沼島
【出雲大社】
(読:いずもおおやしろ)日本最大の大社着々と国土を整え、出雲国の王者となったオオクニヌシは、突然、高天原のアマテラスからせっかく造った国を譲れと無理難題を突き付けられる。
オオクニヌシの息子のタケミナカタは納得せず、高天原の使いに稲佐の浜浜で戦いを挑むが、敗れて諏訪の地に閉じ込められた。
もう一人の息子コトシロヌシは出雲の美保関の沖に隠れてしまった。
残されたオオクニヌシは、国を譲ることを決め、代償として高天原でアマテラスが住むような大きな神殿を立てて欲しいと頼む。それがこの出雲大社なのです。
場所:島根県出雲市大社町杵築東195
【那智の滝】
(読:なちのたき)天孫を導くヤタガラス後に神武天皇となるカムヤマトイワレヒコは、天孫の威光を東国に知らしめるため、高千穂宮を出、東国征服の旅に出る。
大和では豪族ナガスネヒコの強い抵抗を受けるが、アマテラスが点から遣わした三本脚のヤタガラスに導かれ、見事勝利を収める。
ヤタガラスを神の使いと祀る熊野三山は、修験道の聖地としても知られ、今も熊野古道を巡る参詣者が後を絶たない。
那智の滝は、イワレヒコが熊野上陸の際に目印にした場所と言われている。
場所:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山1