「袴着(はかまぎ)の儀」男の子が幼児から少年へ成長し、始めて袴を着ける儀式
● 大人としての第一歩
5歳の男の子は、羽織袴が正式なスタイルです。
現代とは違い、平安時代の頃には、男女ともに祝われておりました。江戸時代以降は、大人の礼儀を模して、羽織袴を身に付ける男の子の儀式として定着していきました。
また、碁盤の上に男の子を立たせ、吉方を向き、袴親として親族から選ばれた人が、袴のひもを結んで穿かせるといった風習もあるようです。
このことから、5歳になる男の子が、七五三のお祝いをするようになったと伝えられております。
5歳の男の子は、紋付の着物に羽織袴が正式な衣装です。衣装には、兜や鷹など勇ましい柄が描かれています。
▼5歳時の袴に必要なもの
- 着物
- 袴
- 羽織
- 羽織紐
- 肌襦袢
- お守り
- 角帯(外側から見える帯)
- 腰ひも2~3本
- 足袋
- 草履
- 扇子
- 懐剣