全国には見どころのある神社仏閣が数多くあり、四季折々の表情を見せてくれます。
雪で着飾った神社仏閣や、空気の張りつめた幻想的な冬の神社仏閣を『教えてお寺神社さん運営事務局』が厳選し、ご紹介したいと思います。
冬ならではの景観が楽しめる寺院や神社に、是非訪れてみてください。
■ 関東地方
曹洞宗月音山明言寺(そうとうしゅうげつおんざんみょうごんじ)の本尊は千手観世音菩薩です。
千手観世音菩薩は、また、子〔ね〕年生まれの方の守り本尊でもあります。
当山の通称である「こぶ観音」は、観音様のあらたかな霊験を説く「子生〔こぶ〕観音」と「瘤観音」の二つの説話に由来しております。
羽田空港を含む羽田全域の氏神様。航空会社、航空関係者からの崇拝が厚く、年間を通し正月から航空安全・運航安全祈願の参詣があります。
パイロット、キャビンアテンダントの合格を祈念した祈願絵馬の奉納が多数見られます。
境内にある「羽田富士塚」(大田区文化財)の山頂には浅間神社が祀られています。
浅間神社のご祭神・木花咲耶姫命のご神徳は、安産・子授け。
本堂庇には、総高64cm・口径43.3cm(1尺4寸3分)・重量推定62kgの殿鐘があります。延享3年(1746年)に鋳造された古鐘です。
境内には総高90cmの青銅製魚籃観音が造立されています。
毎年2月3日修行される仁叟寺大節分会。
地域の行事として開催され、延べ1,500人ほどの参詣者で賑わいます。
福豆や福餅のほか、地元協賛企業より副賞も提供いただき、毎年盛会裏に開催されます。
雪化粧の仁叟寺山門及び本堂。
両堂宇共に高崎市重要文化財に指定されています。
手前の庭園は、禅文化である枯山水を取り入れた指月庭であり、大樹は樹齢500年の群馬県指定天然記念物のカヤの木です。
寒川神社は相模國一之宮と称され、全国唯一の八方除の守護神として約1,600年の歴史を持つ神社です。
寒川神社は江戸(現在の皇居)から見て南西(坤)の地に鎮座しており、裏鬼門にあたります。
また、御社殿は通常南向き、もしくは東向きに建てられるのですが、寒川神社は南西を向いています。
そのため、古来より関八州の守護神として、また江戸の裏鬼門をお護りする神社として崇敬され、とりわけ八方除・方位除の神様として信仰されてきました。
八方除の御神徳は、すべての悪事災難をとり除き、福徳円満を招きます。
毎日を晴れやかに過ごしていくためにお悩みの際はもちろん、人生の節目など折々に、どうぞ寒川神社に足をお運びください。
鎌倉を代表する史跡のひとつ。
海まで伸びる若宮大路から眺める御社殿は、漆の朱と山の緑と空の青が美しく、正月から2月中旬まで、神苑ぼたん園では正月ぼたんも楽しむことが出来ます。
御本殿は、若宮とともに国の重要文化財に指定されています。
深い杜の緑と、鮮やかな御社殿の朱色が調和する境内には、源頼朝公・実朝公をお祀りする白旗神社をはじめとする境内社のほか、静御前ゆかりの舞殿や参道の段葛があり、史跡として八百年の長い歴史を伝えています。
俳人・松尾芭蕉が奥の細道紀行で立ち寄ったことでも知られており、寺域には当時の住職であった仏頂禅師と芭蕉の歌碑があります。
筑前の聖福寺、越前の永平寺、紀州の興国寺とともに、日本の禅宗四大道場と呼ばれていました。