全国には見どころのある神社仏閣が数多くあり、四季折々の表情を見せてくれます。
雪で着飾った神社仏閣や、空気の張りつめた幻想的な冬の神社仏閣を『教えてお寺神社さん運営事務局』が厳選し、ご紹介したいと思います。
冬ならではの景観が楽しめる寺院や神社に、是非訪れてみてください。
■ 近畿地方
万葉集や源氏物語など多くの古典文学にも登場する長谷寺は、四季を通じて様々な花や景色をご覧いただける「花の御寺」として知られております。
特に春の時期は、桜に続き牡丹が境内一面に咲き誇り、本堂まで続く長い登廊を上がりながらご覧いただけます。
冬の時期は、境内が雪化粧をまとい清浄さが一層際立ちます。
その中でも、薦(こも)を掛けた牡丹が寒さの中彩りを添えております。
奈良県内屈指の初詣スポットとして知られ、日本書紀において、日本のはじまりの地であると記されています。
神々しく荘厳な雰囲気に満ちた神域は53万㎡におよび、玉砂利を敷き詰めた外拝殿前広場は神々しさを感じさせてくれます。
譜代大名井伊家の歴代の菩提寺として知られています。
佐和山城跡の麓にあり、石田三成の重臣である島左近の屋敷跡であったと言われており、歴史ファンの間では話題のスポットとなっています。
龍宮伝説のある神社で、女龍の神様「善女竜王」が祀られています。
神様と仏様をつなぐ法成橋では、この橋を渡ることで願いが叶うといわれています。
他の神社仏閣とは異なり、毎年大晦日の晩に、その年の恵方の方角に向きを変えます。
元々美しい景色をほこり、人気の清水寺。
雪が積もった清水の舞台はさらに美しさを増します。
成就院の月の庭は、京都を代表する名庭として知られています。
普段は非公開ですが、春と冬の短い期間でのみ特別公開しています。
清水寺の近隣に位置し、街中にそびえ立つ五重塔は通称「八坂の塔」と呼ばれています。
京都を代表する有名なスポットで、八坂の塔の周辺は、落ち着きのある雰囲気の料亭や旅館が建ちならび、タイムスリップした錯覚を抱きます。3月の東山花灯路のライトアップは圧巻です。
春先の梅苑が有名です。毎年多くの観梅者が訪れ、様々な梅を楽しまれていきます。秋には紅葉で埋めつくされるほど、見事な色合いを見せます。
梅の時期は、2月初旬あたりからになりますが、早咲きの梅は、12月中旬頃からつぼみがふくらみ始め、正月明けから開花していきます。梅を日々観察することも楽しめます。
正式名称は鹿苑寺といいます。舎利殿「金閣」が有名なため、一般的には金閣寺と呼称されています。
京都の冬は、なかなか雪が積もることが少なく、雪化粧をした際には是非、金閣寺に訪れてほしいと思います。金閣の金色が、雪の白さで一段と光り輝いて見えます。
開運・良縁のご利益があり、「玉の輿神社」とも言われるパワースポットです。特に女性に人気の神社です。
今宮神社へ向かう道中では、歴史を感じるたたずまいが多いのも特徴です。雪が積もる楼門は、白と赤のコントラストが目を引きます。
天龍寺は、世界遺産に登録されており、非常に人気スポットです。紅葉色づく時期の曹源池庭園は、かなり混雑します。
冬場でも曹源池越しの雪景色が美しく、見る者を魅了します。どの季節に来ても、素晴らしい光景を目の当たりにするでしょう。その他、嵯峨野トロッコ列車で嵐山からの絶景を楽しめます。