全国各地のお寺や神社には、寒い時季だからこその魅力があふれております。
雪で着飾った神社仏閣や、空気の張りつめた冬のお寺や神社は、幻想的な雰囲気を見せてくれます。また、冬ならではのイベントなども行われており、『教えてお寺神社さん』では、おすすめの冬のお寺や神社を厳選して、ご紹介したいと思います。
冬ならではの景観が楽しめる、寺院や神社を是非訪れてみてください。
■ 中国・四国地方
『節分祭豆まきと初詣風景』
貞観年中(貞観1~19年)(西暦859~877年)の創建です。
岡山という現在の岡山城本丸の地に鎮座していた当社は、天正元年(1573年)宇喜多直家が岡山城を築くにあたり現在の社地に遷移。岡山城の守護神として歴代の岡山城主に崇敬を受けました。
宇喜多秀家が本殿を、小早川秀秋が拝殿等を造営。昭和20年(1945年)の岡山大空襲で随神門ほか末社数社を残すほか焼失しましたが、昭和33年(1958年)本殿を、昭和50年(1975年)拝殿・幣殿を再建しました。旧社格は県社。
岡山神社随神門は、池田継政によって延享2年(1745年)に造立された三間一戸の八脚門です。
岡山大空襲でも焼け残った数少ない岡山城下の近世建造物です。
平成16年(2004年)、岡山市の重要文化財に指定(重要文化財第49号)境内には天満宮、稲荷神社も鎮座しています。
御祭神は、倭迹迹日百襲姫命、吉備津彦命、日本武尊、武安霊命(池田光政)。
主なご神徳は、家内安全・商売繁盛・初宮詣・七五三詣・厄除け・交通安全・身体健全・縁結び・学業成就などです。
主祭神の倭迹迹日百襲姫命は第7代孝霊天皇の皇女であり吉備津彦命の姉です。霊力が強く、予言や託宣などで疫病や厄災を鎮め、謀反を未然に防ぐなど、崇神天皇の治世に重要な役割を果たしました。
正月三が日は参道にお店が並び、多くの参拝者で賑わいます。
恒例の干支の立体大絵馬はそのデザインと願掛け作法で注目を浴びており、令和2年は1月13日(月)に「お綱まつり」の神事が行われます。
お綱まつりは、荒縄21巻で、長さ15m重さ330kgの竜を作り町内を練り歩き、家内安全と火事除けを祈願する祭りで、江戸時代から約300年続いています。
2月3日の節分祭では豆まきを開催します。
交通:岡山電気軌道・城下停留所から徒歩3分
『「厄除けの寺」として栄える』
ここ厄除の霊山由加山蓮台寺では毎年正月三ヶ日には、岡山県内外より、約三十万人の方々が新年のご祈祷、初詣に来山されます。
厄除に功徳尽大である瑜伽大権現様のお力を頂き、一年のご多幸を願い一人でも多くの参拝をお待ちしております。
また、二月三日の節分祭は古式にのっとって夜七時より執り行います。法要後には皆様より奉納頂いた多くの福のたねをまきます。どなたでも参加頂ける法要です。
『金運開運のパワースポット』
金運祈願・開運祈願で有名な神社です。
そのためジャンボ宝くじの発売シーズンになると、参拝者が急増するようです。
天常立尊、八束水臣津努命、淤美豆奴命を御祭神とする全国でも数少ない神社です。