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2018年はどんな年でしたか?充実な1年を過ごせたと感じた方、目標を掲げたけど達成できなかった方、思わぬ幸運が舞い込んできた方など、それぞれの2018年が過ぎようとしています。
翌年の2019年の4月末には平成が終わる予定です。新年号が何になるのかと、SNS上では議論が行われているそうです。
2019年を幸先の良いスタートにするためにも、教えてお寺神社さんでは今年も、初詣おすすめの寺院や神社を特集致します。
初詣とは?
新年の最初に、神社や寺院にお参りに行くことです。
一般的に初詣では、一年の感謝を捧げたり、家内安全や無病息災など、様々なことを祈願します。
また初詣には、縁起の良い恵方・方位があることをご存知でしょうか?
初詣と恵方には深い関わりがあるのですが、年の初めに歳徳神(としとくじん)という福や徳を司る神に、様々な願い事をすることで、その1年がよりよいものになると信じられていました。
その歳徳神が在る方角を、恵方と呼んでおり、この恵方に向けて参拝することを恵方詣りと言います。
恵方を意識してみることで、思いがけず運気を上げられるかもしれません。
新年を迎えるにあたり、自宅から恵方にあたる寺院や神社を訪れてみてはいかがでしょうか?
現在の初詣は、福をさす方角にこだわりがなくなってしまったため、年初の寺杜での参詣行事そのものが初詣となっています。
初詣の歴史
そもそものはじまりは明治以前、一家の主が大晦日の夜から元旦の朝にかけて、神社や寺院に参詣することにあったと言われています。
このような習慣のなかで、大晦日から元旦にかけて寺杜へ参り、新年を迎えることを『除夜詣』、新年を迎えてから寺杜へ参ることを『元日詣』と呼ばれていました。
今日の初詣のベースとなっているのはこの元日詣と言われています。
初詣という言葉が登場したのは、明治末期の俳句のなかで『初詣』が季語として使われおり、その後、新年にお参りする行事として、定着していきました。
寺院や神社の参拝方法が違う理由
寺院と神社とでは、参拝方法が異なります。
最も大きな違いは、拍手をするかしないかにあり、寺院では仏教の教えを、神社では神道の教えを尊びます。
寺院は、仏法に従えば国を護り鎮めることができるという考えのもと、国家鎮護の祈願場として整備が進められてきました。
神社は、神々が居る神聖な場所に祭壇を設け、小屋が建てられ、社殿、本殿へと発展していきました。
仏教は拍手をせず、両手を合わせるように参拝します。
仏教の発祥の地であるインドでは、両手を合わせることで、仏様と一体になる意味が込められています。
神道の参拝で拍手をするのは、神々に対して、拍手をしてひざまずくことが敬意を表す作法として伝わったからといわれています。
初詣では、正しい参拝方法で新年を迎えられた感謝の気持ちと、これからの一年を無事に過ごすことが出来るよう祈願するようにしましょう。